元安美錦のおい・桜庭 前相撲は黒星発進「これがプロかと」1週間前に左膝負傷で力入らず

 前相撲で根岸(右)と対戦し、黒星となった桜庭(撮影・坂部計介)
 前相撲で根岸(右)と対戦し、黒星となった桜庭(撮影・坂部計介)
 根岸(左)に敗れる桜庭
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 「大相撲九州場所・3日目」(15日、福岡国際センター)

 前相撲が始まり、元関脇安美錦の安治川親方のおい、桜庭(17)=本名桜庭燎、伊勢ケ浜=は初土俵で黒星を喫した。同学年の根岸(武隈)に対し、立ち合いでやや左に動いてぶつかったところに激しい突き押しを食らい、倒された。

 左膝には大きなサポーター。1週間前の稽古中に外側じん帯を痛めてからは力が入らず、上半身のトレーニングしかできない状態といい「自分の立ち合いができなかった。率直にこれがプロかっていう感じがします」と初土俵を振り返った。

 前相撲を前に、安治川親方からは「負けてもいいから思い切りやれ」と声をかけられたいう。「体を大きくするためにメシをどんどん食べろ」というアドバイスも受け、10月18日の新弟子検査時の174センチ、93キロから、九州入り後に7キロ増量。好きな刺し身などのおかずと一緒に3~5杯の丼メシを平らげ「あと30キロは増やしたい」と体作りに励む。

 プロとしてのスタートは痛みと戦いながらの敗戦となったが、目標はもちろん、伯父のような力士。「ファンを魅了する相撲をとっていきたい」と成長を誓った。

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