正代が申し合い11戦全勝 秋場所へ「初日にしっかり合わせて調整できたら」

 豊山(左)と申し合い稽古をする正代
 笑みをこぼす正代
2枚

 大相撲の大関正代(時津風)が1日、都内の部屋での稽古で、2日ぶりに申し合いをこなした。幕内豊山と6番、幕下上位とも含めて合計11番取って全勝。前日は右足親指が巻き爪の影響で腫れたため相撲を取らなかったが「昨日がピークだった。朝、起きたら落ち着いていた」と、この日は影響を感じさせなかった。

 受けて攻めさせ、左上手を取る場面も目立つなど、余裕のある内容。「今日は確認みたいなもの。いろいろ試せることは試して」と説明した。

 先場所は3連敗スタートから巻き返し、10勝5敗でかど番脱出。後半は立ち合いに手応えをつかんだ。「起きないことをイメージして。あの時のような相撲をイメージはしている。そこからさらに鋭く、柔らかくというか」と狙いを口にした。

 6日目から合口の悪かった大栄翔、逸ノ城、玉鷲に3連勝して、残り10日は1敗のみだった。「勝つことで気持ちに余裕が出たかもしれない」と分析する。苦手との対戦日程を「前半はちょっと嫌ですね。ただ、そこを乗り切るか乗り切らないか」とポイントに挙げた大関。先場所も序盤の3連敗がなければ優勝争いに絡んでいただけに「ちょっともったいなかった。初日にしっかり合わせて調整できたら」と、秋場所(9月11日初日、両国国技館)を見据えた。

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