照ノ富士「歴代の横綱たちと肩を並べることできた」昇進から1年、横綱力士碑に刻名

 横綱力士碑にしこ名を刻む横綱照ノ富士関(撮影・棚橋慶太)
 玉串拝礼に臨む横綱照ノ富士関(右)=撮影・棚橋慶太
 横綱力士碑刻名式を終え、記念撮影に応じる(左から)伊勢ヶ浜親方、横綱照ノ富士関、伊勢ヶ浜親方夫人の杉野森淳子さん(撮影・棚橋慶太)
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 大相撲の第73代横綱照ノ富士(30)=伊勢ケ浜=が9日、東京都江東区の富岡八幡宮で「横綱力士碑」の刻名式に出席した。

 コロナ下のため、一般公開はなし。17年の稀勢の里の際には約3000人の見物客が見守った土俵入りも行われなかった。

 のみを握って自身の名を刻んだ照ノ富士は「歴代の横綱たちと肩を並べることができたというのは、あらためて感じました」と感慨。新型コロナの影響で昨年名古屋場所後の昇進から刻名式まで1年を要したことには「世の中がこういう状況だから仕方がない。できることをみんな精いっぱいやってきて、ちょっとずつ元に戻りつつあるのかな」と受け止めた。

 横綱昇進後の1年は、6場所中3場所で優勝。結果を残す一方で「横綱になるまではいろんなことを考えず、一生懸命強くなりたい、上に番付があるから、その番付になりたいという気持ちでずっとやっていた。横綱になったらなったで、やらなくちゃいけない責任、横綱としての行動とか、そういったいろんなことを学びつつ」と最高位としての品格も磨いてきた。「師匠(元横綱旭富士の伊勢ケ浜親方)も横綱ですから、師匠といろいろなことを相談して、頑張っていきたい」と日々精進の姿勢は変わらない。

 秋場所では2場所ぶりの賜杯奪回が使命。横綱として「自分の気持ちは変わらない。これからも自分の気持ち、自分の相撲を貫いて頑張っていきたい」と決意を口にした。

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