白鵬の記憶に残る2番「朝青龍関に勝った」金星と連勝記録目指し敗れた「稀勢の里関」

引退会見を行った横綱・白鵬(代表撮影)
引退会見で紗代子夫人(中央)ら家族から花束を受け取る横綱・白鵬(代表撮影)
白鵬は稀勢の里に敗れ63連勝でストップ(2010年九州場所)
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 現役を引退した大相撲の横綱白鵬(宮城野)が1日、都内で引退会見に臨んだ。約20年の現役生活の中で、記憶に残る取組を2つ挙げた。

 記憶に残る取組について1つ、という質問には「たくさんありますけど、私は1つ選べません。2つ選びたいと思います」と答えた。

 一つ目は、入幕を果たし、初めて当時全盛期にあった横綱朝青龍を撃破して金星を得た一番。「上がってきて、上位で壁に当たった時。最初で最初の金星は横綱朝青龍関に勝った一番」と振り返った。白鵬は番付を早く駆け上がったため、平幕力士が横綱を破った時に記録される金星はこの1つだけだった。

 そして、自身が双葉山が持つ69連勝の各界記録に挑んだ際に、夢を阻まれた稀勢の里との一番を「何と言っても、双葉山関の69連勝(を目指した)時に負けた稀勢の里関だと思います」と挙げた。

 2010年の九州場所の2日目に、稀勢の里に敗れた後、白鵬は「これが、負けか」と報道陣の前で口にしたことも話題になった。「あの負けがあるからここまで来れたと思います」、「その一番があるからこそ、63連勝にふさわしい相撲を、恥ずかしくない相撲をとらなきゃいけないという思いでここまでこれたのかなと思います」と、その後10年以上の横綱としての土俵生活の糧になったと語った。

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