新大関貴景勝が「令和」での進化誓う 新元号の印象は「きれい」
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大相撲の新大関貴景勝(22)=千賀ノ浦=が1日、奈良・五條市で行われた春巡業で大関初の稽古を開始した。土俵の上で四股など基礎運動を入念に行った。若い衆を担いでのスクワットなど、まずは体作りに専念した。
「しっかりと土台を作ってから。土台がないと応用はない。イチからのスタート。今までの自分に新しく持つものも大事。新しくつくっていきたい」と、力を込めた。
突き押し一本で出世を果たしたが、押し相撲にもバリエーションを持たす。「押し相撲にもおっつけ、突っ張り、はず、のど輪とある。今まではまわしを取らせない、自分の武器を磨いた相撲。今までやってこなかったけどこれからは必要になる。勉強して高めたい」と進化を誓った。
新元号「令和」の顔となる。「第一印象は高貴というかきれいだと思った。令和が何年続くか分からないけど、もう1時代いたい」。令和初の優勝にも意欲的で、「優勝するだけの実力を上げていかないと。新しい地位を守るのでなく、力を出し切るのが大事。最初といういい区切りでいいスタートを切りたい」と、話した。