貴景勝に超名門・母校の化粧まわし!仁川学院小OB中心の後援会が贈呈

 使者待ち会見を行う貴景勝
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 大相撲春場所(24日千秋楽)で大関昇進を決めた関脇貴景勝に母校・仁川学院小の化粧まわしが贈られることが26日、分かった。東大進学当たり前の超進学校で知られる同校OBを中心に昨年末、初の後援会が発足。社長や医者がズラリの“秀才軍団”が新元号の新スターを強力援護していく。貴景勝はこの日、昇進伝達式を翌日に控え、東大阪市内の宿舎で使者待ち会見。口上に関し、「台本じゃない」と練習は少なく、真っすぐに決意を述べることを誓った。

 高校、大学は多いが小学校の化粧まわしは角界では珍しい。貴景勝にとっても6年を過ごし、今も原点として大切にする西宮市・仁川学院小。新大関で迎える新元号初の夏場所(5月12日初日、両国国技館)に合わせ、ビッグな贈り物になる。

 昨年末、同校OBを中心に初の後援会が発足した。超進学校で卒業生は東大進学、医者、社長、弁護士がずらり。そんな秀才軍団、約200人にとって大相撲の世界に入り、体一つで出世を続ける22歳は異質であり誇りだ。

 化粧まわしは制服の色でもあるスクールカラーの濃紺に校章を真ん中にデザインしたもの。後援会の久義裕会長は「彼の愛校心に対してモチベーションになれば。(同校の化粧まわしは)もちろん初めて。そして最後ですよ」と思いを込めた。

 貴景勝は昨年九州場所で初優勝した後も同校に優勝報告。後輩児童らに「小学校の気持ちを忘れないように」とエール。また今場所初日にも100人の児童が応援に駆け付け、打ち出し後には記念撮影に応じた。「良い時も悪い時も応援してくれた」と言い、愛校心は強い。超名門の強力な支援が力になる。

 27日、臨時理事会と夏場所の番付編成会議を経て正式に新大関誕生。伝達式の口上に関しては、突き押し一本を貫く若武者らしい覚悟を口にした。

 「少しだけ練習して。台本じゃないと思っている。決意を述べる場だから。練習しまくるのもおかしい。多少詰まっても自分の考えを言えたらいい」。新時代の新スターが土俵同様、口上も真っすぐにぶつかる。

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