貴乃花親方 日本代表の金星に期待「勝負はやってみないと分からない」

 「大相撲名古屋場所」(8日初日、ドルフィンズアリーナ)

 今年から名古屋宿舎を愛知県瀬戸市赤津町に移した貴乃花親方(45)=元横綱=が2日、同市の伊藤保徳市長を表敬訪問した。

 親方の叔父である横綱初代若乃花の頃から相撲好きの市長から「かの有名な貴乃花親方が来るというので街を挙げて話題になっています」と笑顔で歓迎を伝えられると、「風通しがよく涼しくて気持ちがいい。(宿舎が)日本家屋で気温が違う」と最高の稽古環境に感謝を述べた。

 めおと湯飲み、陶製の金魚、瀬戸市オリジナルうちわなどを次々と贈られ笑み。親方も陶芸を趣味としており、「せともの」の街、「陶都」に宿舎を構えるのは縁。相撲同様、土が基本となる伝統の神事。「(陶芸は)場所が終わってからゆっくりやりたい」と、楽しみにした。

 宿舎近くの東明小学校のプールで泳いでいたことも市長から明かされた。「時間外にお借りしまして…。気持ちよかったです」と照れ笑いした。

 親方はサッカー好きでW杯サッカーにも今、くぎ付け。「部屋で応援している。食事の時はサッカーの話で持ちきり。貴景勝が詳しい」と話した。3日午前3時に決勝トーナメント1回戦、ベルギー戦を迎える日本に「勝負はやってみないと分からない」と金星を期待した。

 7場所連続休場中の横綱・稀勢の里にも話は及び「横綱になっていますからね。深く考えすぎずにやれば」とエール。名古屋を休場すると自身を越える8場所連続休場となる。自身の経験にも触れ「体調と相撲を取れる体、精神的なもの。3つが1つにならないと。精神的にどこまで耐えられるかでしょうね」と思いやった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス