高安、左上腕部痛め稽古を早退 夏場所出場に黄信号

 「大相撲夏場所」(13日初日、両国国技館)

 場所前恒例の二所ノ関一門の連合稽古が7日、都内の尾車部屋で行われ、大関高安(27)=田子ノ浦=が豪風(尾車)と2番取ったところで左上腕部を痛め、稽古を打ち切った。痛みに耐えきれず、自ら土俵を割ると患部を押さえ苦悶(くもん)の表情を浮かべた。

 「帰って寝ます。頑張ります」と言葉少なに言い残し稽古を早退。番付発表後の稽古では右肩を2度痛めていたが、今度は別の個所を負傷。夏場所出場はピンチに立たされた。

 師匠の田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)は「病院に行って、様子を見ないと分からない。場所前なので大事を取って」と、重症ではないことを強調した。

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