初場所Vの栃ノ心が“連覇”賞金総額300万円に「税金怖いな」

 「大相撲トーナメント」(11日、両国国技館)

 幕内栃ノ心(30)=春日野=が決勝で関脇玉鷲を寄りきり、6年ぶりの平幕優勝を果たした初場所に続き、初制覇した。平幕力士のVは14年の碧山(春日野)以来。優勝賞金250万円と出場給を合わせた総額300万円の使い道については「怖い」と話し、税金のため貯金する考えだ。

 初場所に続く“連覇”の感激に浸りながら栃ノ心は心配した。「来年やばいな。税金、相当くるだろうな。怖いな」。優勝賞金250万円に出場給を合わせ計300万円。使い道は納税対策で大半を貯金に回す考えだ。

 財布は堅実でも相撲の勢いはノリノリだ。3回戦で横綱白鵬に挑戦。本場所では0勝25敗と一度も勝ったことのない相手を怪力で寄り切った。

 快進撃で迎えた決勝で玉鷲の変化にも動じず、捕まえると盤石に寄って仕留めた。「(横綱に)本場所でも1回くらい勝ちたい。経験ないことを経験したから。初場所もこれも」と、笑顔が止まらなかった。

 巡業部長で師匠の春日野親方(元関脇栃乃和歌)から表彰式で優勝トロフィーを受け取った。「うれしいね。自分の師匠からもらうと違う」と感無量の面持ちだった。

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