稀勢の里、朝乃山と連続で17番 大相撲秋巡業スタート

 大相撲の秋巡業が5日、千葉県八千代市で始まり、左上腕などのけがで9月の秋場所を全休した横綱稀勢の里が、新鋭の平幕朝乃山と17番連続で取り、再起に向けて精力的に汗を流した。

 3場所連続休場中の稀勢の里は得意の左おっつけを出さなかったが、相手の当たりを受けてから左を差し勝ち、右上手を取っての寄りや左すくい投げで15勝した。

 22日間の巡業で意欲的なスタート。「いい稽古になった。巡業初日に間に合わせるように調整してきた。(若手と)一緒の気持ちになってやらせてもらった。久しぶりの稽古で元気よくやっていた昔を思い出した」と引き締まった表情だった。

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