高安ノッてきた7連勝 新大関Vへ気合十分「ここから大事」

 「大相撲名古屋場所・8日目」(16日、愛知県体育館)

 新大関高安は千代翔馬を寄り倒して7勝目を挙げた。新大関場所での初優勝に向けて、勝ちっ放しの白鵬を碧山とともに1敗で追う。2敗で日馬富士ら4人が続いた。十両は朝乃山が全勝で単独首位。

 新大関が波に乗ってきた。高安は素早い千代翔馬の横の動きを警戒し、立ち合いから左四つに。相手が巻き替えを狙ったところで、前に出て落ち着いて寄り倒し、2日目から7連勝。「一つ一つ組み立てて前に出ようと思った。落ち着いてさばいて、突っ込み過ぎずにしっかり踏み込めた」と納得の表情だった。

 緊張や重圧が重なる新大関場所で7勝1敗の折り返しは合格点だろう。現役横綱では白鵬、鶴竜、兄弟子の稀勢の里に並ぶペースだ。前半戦を振り返り、初日の北勝富士相手の黒星を悔やんだが、全勝の白鵬には1差で後半戦に向かう。

 兄弟子の稀勢の里が途中休場し、周囲の期待も日増しに高まる。「ようやく気持ちが落ち着いてきた感じがする。でもここからが大事。毎日めりはりを付けて頑張る」。目標に掲げる新大関場所での初優勝へ気合をみなぎらせた。

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