関脇陥落の琴奨菊 左太もも裏負傷から出稽古再開「もう大丈夫。ここから」

 大相撲春場所(3月12日初日・エディオンアリーナ大阪)で復活を目指す琴奨菊(33)=佐渡ケ嶽=が19日、出稽古を再開した。千葉県習志野市の阿武松部屋で十両の阿武咲、同行した十両の琴恵光と連続して11番取って7勝4敗。「もう大丈夫。ここからしっかりやっていく」と充実感の詰まる汗を流した。

 7日に尾車部屋への出稽古で左太もも裏を負傷。古傷の両膝とともに治療を優先させたが、この日は患部の回復ぶりも確認しながら申し合いを重ねた。

 「軽い肉離れで、しこりがあった太もも裏に違和感はなかった。やっていける」。ぶつかり稽古でも胸を出し、笑顔を見せた。相次ぐけがでトレーニングが主となり、控えざるを得なかった出稽古。実戦感覚を取り戻し、磨きをかけようと必死だ。見守った師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)も「馬力のある阿武咲と考えながらやっていた」とうなずいた。

 関脇に転落し、10勝すれば大関に復帰できる春場所。「感覚が大事。がむしゃらにならないと」。33歳の琴奨菊は自らを鼓舞した。

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