白井健三、2年連続で2冠 五輪イヤー締めくくり「すごくうれしい1年」

 「体操・豊田国際競技会」(11日、豊田市総合体育館)

 男子の跳馬で白井健三(20)=日体大=が15・162点で優勝し、前日の床運動と合わせて2年連続の2冠を達成した。

 跳馬の1本目。リオ五輪で銅メダルを獲得した技から、ひねりを半分減らした「伸身ユルチェンコ3回ひねり」(Dスコア6・0点)を安定感抜群に跳躍。Eスコア(実施点)9・375点という高得点をたたきだした。

 「まとめにいった分、Eスコアがしっかり出せた。見ている人が簡単にやるなと思ってもらえる演技をしっかりできた」と笑顔で胸を張った。

 来季以降は、リオ五輪で成功させた大技のほかリ・シャオペン、ロペスなどが「選択肢に入っている」(畠田好章日体大監督)。さらに、来年から採用される新ルールに合わせ、高得点が狙える技の開発にも取り組む姿勢を打ち出した。

 試合後の会見では「新ルールになって、点数が今より取りづらいルールになるけど、それでもやっぱり白井は変わらなかったなと思われるような得点、演技を出していきたい。リオ五輪で感じたことがすごく大きかったので、それを演技に出したい」と語った。

 2年連続となる大会2冠という最高の形で、リオ五輪イヤーを締めくくった。「オリンピックイヤーでオリンピックのためにしてきた努力が、あの団体決勝の優勝で報われた。すごくうれしい1年でもあった。生活面でも体操面でも新鮮な1年だった」と振り返った。

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