照強、幕下6戦全勝 1月場所で関取へあと一歩
「大相撲九州場所・11日目」(23日、福岡国際センター)
幕下照強(伊勢ケ浜)が大成道(木瀬)を下し、6戦全勝とした。出足よく一気に追い込むと、相手が土俵際で投げに出たところを、逆に打ち返した。
「俺の体勢だったし、前みつもしっかり取っていた。向こうの右脇も甘いのも知っていたし」と、イメージ通りに攻略した。
残りは一番。鏡桜(鏡山)との全勝対決だ。全勝で幕下優勝すれば十両昇進が濃厚となる。「昨日から眠れなかった。布団に12時に入って寝たのは2時」と緊張の日々は続く。
1995年1月17日、阪神淡路大震災の日に震源地に近い淡路島で生を受けた。1月場所で悲願の関取昇進となれば、運命的だ。
「一番一番、気を抜かない。今年は2回チャンスをもらった。この前の経験を生かす。勝って上がりたい」と、力を込めた。





