引退の星奈津美、今後の夢は「強い一人の女性として自立していきたい」

引退を報告した星奈津美
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 競泳女子200メートルバタフライで五輪2大会連続銅メダルの星奈津美(26)=ミズノ=が4日、都内で会見を開き、引退を正式に発表した。今後は所属先のミズノに残り、水泳部のアシスタントコーチに就任する。

 もう思い残すことはない。充実した表情で現役生活に別れを告げた星は「20年間競技生活続けてきたが、引退する決意をした。理由としては、リオ五輪の決勝を泳いで、後悔の気持ちがなくやりきれたことが大きい。自分の中で精いっぱい出し切れて、本当に満足なんだなと感じられた」と心境を明かした。

 星は埼玉県越谷市出身で、1歳から水泳を始めた。200メートルバタフライを得意とし、春日部共栄高3年時の08年北京五輪に初出場。高校時代からはバセドー病に悩まされ、14年に甲状腺の摘出手術を受けた。15年世界選手権を制するなど復活を遂げ、今年8月のリオ五輪で2大会連続の銅メダルを獲得。今年8月には会社員の男性と結婚した。

 プールを離れても、大舞台で戦った経験は朽ちない。「(現役時代に)旦那さんから『普通の人ができない経験をしているはずだから、強くてすてきな女性になってほしい』と言われたことがある。その通りに、これまでの経験を存分に生かして、強い一人の女性として自立していきたい」と今後の夢を明かした。

 ミズノでは引き続きスポーツプロモーション部に所属し、今後は商品開発などの業務にも力を入れる。同社水泳部の中村薫監督は「会社として、管理職にも女性を増やしていく方針。社業と違うところで頑張ってくれた人なので、アドバイザーになって、将来は管理職を目指してほしい」と期待を込めた。

 慣れない業務に就くことになるが、「色んな場面でも、五輪の決勝に比べれば大したことないと思える」と星。病気や厳しい練習を乗り越えてきた経験を武器に、社会の荒波をかき分ける。

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