隠岐の海、横綱・大関に初日から4連勝 平幕では昭和以降初

照ノ富士(左)との勝負で同体の物言いがかかるも、逆とったりで勝利した隠岐の海=両国国技館(撮影・西岡正)
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 「大相撲秋場所・4日目」(14日、両国国技館)

 初日から3日連続で横綱・大関を撃破している前頭筆頭の隠岐の海は、大関照ノ富士に逆とったりで勝利した。これで、初日に大関稀勢の里、2日目に横綱鶴竜、3日目に横綱日馬富士、この日に照ノ富士を連破する快進撃を続けている。

 もろ差しを狙っていったが果たせず、左肘を相手にきめられながら攻め込まれた。しかし、土俵際で残して両者もつれるように土俵外へ。先に照ノ富士の足が出て隠岐の海が勝った。物言いがつく微妙な勝負だったが、協議の結果、行司軍配通りに隠岐の海が勝ち名乗りを受けた。

 相撲協会広報部によると、初日から平幕力士が横綱・大関に対して4連勝したのは昭和以降では初めて。場所途中からでは、2010年夏場所で前頭2枚目の栃ノ心が、2日目から5日目にかけて4大関を連破した記録が残っている。

 4日連続の殊勲となった隠岐の海は「(相手の)おっつけがきびしくて、肘が危なかったので、あとは思い切ってという感じで」と普段通りに静かな口調で取組を振り返った。快進撃だと水を向けられても「これからですね」と冷静に語った。

 初日から4連勝は隠岐の海と、かど番の大関豪栄道、そして前頭八枚目・琴勇輝の3人だけ。

 綱とりの大関稀勢の里は嘉風に攻め込まれたが逆転の小手投げで退けて2勝2敗とした。

 横綱日馬富士は栃ノ心を寄り切り1敗を守った。すでに2敗している鶴竜も正代を寄り切って2勝2敗とした。

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