リオ「銀」坂井聖人貫禄の3連覇 引退松田の魂継承へ

 「競泳・日本学生選手権」(2日、東京辰巳国際水泳場)

 男子200メートルバタフライ決勝で、リオデジャネイロ五輪銀メダルの坂井聖人(21)=早大3年=が、1分54秒06の大会新記録で3連覇を達成した。

 リオ五輪では5冠のフェルプスを0秒04差まで追い上げ“怪物を最も脅かした男”が、東京五輪の顔になるべく初陣を飾った。大舞台での疲労が残る中、「メダリストの重圧は多少あったけど、自分らしい泳ぎができた」と他を寄せ付けない泳ぎで貫禄を見せた。

 この日は、同種目で長く日本の第一人者として活躍した松田が引退を表明。坂井は「小さい頃からの憧れで、丈志さんがいたから僕がいる。これから僕と瀬戸選手で引っ張っていけるように」と、後を継ぐ覚悟を示した。

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