張本氏、銀と銅評価も「スポーツにはその上がある」

 野球評論家の張本勲氏が28日、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」に出演し、リオ五輪でのメダリストの報じ方について意見を述べた。

 日本選手団としては過去最多41個のメダルを獲得した。「リオね、いい場面がたくさんありましたよ。誤解しないでもらいたいんだけど。銀と銅、これはもう、よくやりましたよ。ほめてやってください。銀と銅はよくとってくれました」と優勝を逃しながらも2位、3位に入った選手をたたえた。

 その上で「ただスポーツにはその上がありますから。いつも言うじゃないですか。1番じゃないと価値がないのよ。小学生の運動会じゃないのよ。1番と3番を同じように扱ってもらいたくない」と金メダルをさらに評価すべきだと語った。

 銀メダルを得た中で印象的だった選手についても語った。「2番でもすごく感動したところがあった。レスリングの太田。にこりともしない。世界一練習をして世界一の選手になりたい(と言っていた)」と男子レスリンググレコローマン59キロ級の決勝で敗れ、悔しさを隠さなかった太田忍の姿勢を評価。4連覇を逃した直後に号泣した女子レスリング53キロ級の吉田沙保里についても「最後にどどっと泣いたのはお父さんに怒られるという。亡くなってるんですよ、おやじ。おやじも喜んでるだろうね。あんな子がいるんだねえ」と、考え方に共感していた。

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