木村沙織、負傷の右小指「初戦間に合えば」 まだ完治せず、真鍋監督は慎重姿勢

 バレーボール女子のリオデジャネイロ五輪代表で主将の木村沙織(29)=東レ=が4日、都内で報道陣の取材に応じた。5月の世界最終予選で負傷した右手小指はまだ完治していないが、「8月6日の初戦に間に合えばいいと思う」と、一次予選のヤマ場となる韓国戦に照準を合わせて調整する。

 真鍋監督は「木村は2013年からキャプテンになって変わった。常にチームのことを第一に考えるようになって、自分の話はほとんどしない。主将として死に物狂いでやってくれると思う」と絶大なる信頼を口にした。

 それだけに「まずは初戦の韓国戦で一つのピークに持って行きたい」と木村のフル回転を期待したが、「小指を痛めてまだ本調子ではないので、間に合うかはわからない。無理をさせるのもどうかと思う」と慎重な姿勢も示した。「まずは予選で上位に入って、準々決勝から勝ち上がっていきたい」。長丁場の戦いを見据え、主将との一蓮托生(いちれんたくしょう)を覚悟した。

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