日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会が２３日、東京・両国国技館で開かれた。守屋秀繁委員長は、名古屋場所に綱とりがつながった稀勢の里について「優勝は必須条件」とした上で「１３勝でも優勝したら綱とりと、やすやすとなるとは思えない」と、１４、１５勝を挙げての優勝を条件する考えを示した。

　また、今場所終盤に一部審判部に優勝なしでも１４勝すれば綱とりという意見があったことに関し「優勝なしで、焦って横綱にして非難の声が出るのはまずい。ほとんどの人が優勝しなくてはダメという意見。私もそう思う」と否定した。

　さらに、白鵬については「駄目押し、かち上げ、張り手について大横綱の自覚を持ってほしいという話もあった」と明かした。