五郎丸 2冠の夢逃すも「出し切った」

 「ラグビー・トップリーグ決勝T準決勝、東芝34-22ヤマハ発動機」(16日、花園ラグビー場)

 ヤマハ発動機は東芝に敗れ、目標に掲げていた「初のリーグ優勝と日本選手権連覇」の夢が砕かれた。五郎丸は「達成できず、残念な気持ちはあるけど、力は出し切った。満足している」と、小さく唇をかんだ。

 前半12分、五郎丸のゴールで逆転すると、22分には約25メートルのPGに成功。その後も、キックをするふりから3人をかわすなど、何度も見せ場をつくった。

 12点を追う後半34分、右隅の難しい位置からのゴールは残り時間と点差から、おなじみのルーティンを封印。決めることができず、その直後には相手選手ともみ合いになるなど、熱くなる場面もあった。

 2月から世界最高峰リーグ、スーパーラグビーのレッズ(オーストラリア)に加入する五郎丸にとって、3位決定戦が参戦前の最終戦となる。リーグ戦で敗れた神戸製鋼が相手だけに「最後に最高の相手」と腕ぶす。今季の日本ラグビー界の主役が、充実のシーズンを締めくくる。

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