ボニファジオが東京ステージ制する
国内最大の自転車ステージレース、ツアー・オブ・ジャパンの最終ステージが24日、東京・日比谷シティ前~大井ふ頭周回コース112・7キロであり、大集団スプリントを制したランプレ・メリダのニッコロ・ボニファジオ(22)=ランプレ・メリダ=が2時間17分14秒で昨年に続いて東京ステージを制した。総合ではタブリーズ・ペトロケミカルのミルサマ・ポルセイェディゴラコール(29)=イラン=がタイム差なしの集団内でゴールし、通算16時間17分53秒で大会2連覇を達成した。
東京ステージは、今年もボニファジオのものだった。ランプレ・メリダの22歳が、後方からの猛烈なスプリントでライバルたちをまくり、悠々と両腕を掲げる。大井ふ頭の観客を沸かせた勝負強さは、風格すら漂わせた。
「スプリントは4番手からで、前に2人強い選手がいる難しい状態だった。だけど、他の選手に前をふさがれた第3ステージと違って前が開ける位置に行けたからね」
昨年の東京ステージがプロ初勝利。その後の1年で大きく飛躍した。東京での2勝目をステップにさらに飛躍しそうだ。