トゥクタミシェワSP、フリーともにV

 「フィギュアスケート世界選手権」(28日、上海)

 グランプリ・ファイナルを制したエリザベータ・トゥクタミシェワ(18)=ロシア=がSP、フリーともにトップの合計210・36点で初優勝した。

女子を制した18歳のトゥクタミシェワはジャンプの着氷が乱れるなど細かなミスはあったが、堂々たる演技でSPに続きフリーもトップ。合計で2位宮原に16・76点もの差をつける圧勝だった。グランプリ・ファイナルとの2冠を達成し、ロシアの女子に10大会ぶりの栄冠をもたらした新女王は「驚いている。とてもハッピー」と目尻を下げた。

 10代の前半から注目されたが、昨季はソチ冬季五輪出場を逃した。「困難な時期を乗り越え、とても強くなってカムバックできた」と胸を張り、SPで成功した大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を来季はフリーにも入れることに意欲を見せた。

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