最高裁第2小法廷(山本庸幸裁判長)は24日までに、泥酔した教え子の大学女子柔道部員に乱暴したとして準強姦(ごうかん)罪に問われたアテネ、北京両五輪の金メダリスト内柴正人被告(35)の上告の棄却を決定をした。懲役5年とした一、二審判決が確定。23日付。
内柴被告は「女子部員は起きていて、合意の上だった」と無罪を主張していた。
一、二審判決によると、内柴被告は2011年9月、当時コーチを務めていた九州看護福祉大(熊本県玉名市)の女子柔道部の合宿に同行し、東京都八王子市のホテルで泥酔していた部員に乱暴した。