羽生、4回転連発!チャンと2強評価

 フィギュアスケート男子の羽生結弦(19)=ANA=が4日、本番会場に併設されているサブリンクでソチ入り後初練習を行った。個人戦では世界選手権3連覇中の“絶対王者”パトリック・チャン(カナダ)の対抗1番手として挙げられる若武者。2種類の4回転ジャンプを決めるなど、起用が濃厚な6日の団体戦男子ショートプログラム(SP)を前に、好調ぶりを披露した。

 世界が認める“金メダル対抗馬”羽生が、ソチ入り後初練習で順調な仕上がりぶりをアピールした。

 当初は「調子が悪ければジャンプは跳ばなくていい」と氷の感触を確かめるだけにとどめるプランもあったが、待ちきれないとばかりにジャンプも解禁。昼の初練習でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)から3回転トーループの高難度コンビネーションを決めると、続く夕方の練習では2種類の4回転ジャンプに何度も成功。「調子も落ちてなかったので、(トリプル)アクセル程度までやろうかなと。気持ちよく滑りました」と、満足そうに話した。

 昨年12月のGPファイナルで、世界選手権3連覇中の王者チャンを撃破し、初優勝。飛ぶ鳥を落とす勢いの19歳に、世界が注目している。英王手ブックメーカーのウイリアムヒルでは、1番人気のチャン(1・5倍)に次ぐ2番人気(3・3倍)。3番手の地元ロシアの皇帝プルシェンコ(10倍)を大きく引き離しており、実質“2強”の評価だ。米誌スポーツ・イラストレーテッドでも、金メダル候補に挙げられた。

 ただ、そんな周囲の評価をよそに、若武者はしっかりと足元を見つめている。「評価はうれしいけど、僕は僕で一生懸命やるだけです」。前日には初めて選手村に入り「すごく新しくて快適。新しい感覚に浮ついている自分がいる」と五輪気分を味わいながらも、「高揚している自分を、客観的に見れている自分もいる」と、冷静さを失っていない。

 ただ、1つ誤算なのは、いつも愛用しているくまのプーさんのティッシュケースが、五輪の規定で会場に持ち込めないこと。「寂しいですけど、部屋に置いておきます。連れてきてはいるので」と、苦笑いを浮かべた。

 個人戦の前に、開会式前日の6日に行われる団体男子SPでの起用が濃厚。日本が誇る新世代エースの五輪デビューは、もう間もなくだ。

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