ドミニカ共和国が蘭国撃破で決勝初進出

 「WBC準決勝、ドミニカ共和国4‐1オランダ」(現地時間18日、米サンフランシスコ)

 準決勝の残り1試合が行われ、ドミニカ共和国(2次ラウンド2組1位)が4‐1でオランダ(同1組2位)を下し、初の決勝進出を決めた。19日午後5時(日本時間20日午前9時)から、日本を破ったプエルトリコと対戦する。

 貫禄勝ちだ。スター選手をそろえた打線と強力なブルペン陣を誇るドミニカ共和国が、今大会の台風の目となったオランダを一蹴し、初めて決勝に進んだ。

 先発ボルケスが初回に2四球から1点を許し、四回までは追う展開。五回に破壊力抜群の打線が目覚めた。1死から連続二塁打で同点に追いつくと、レイエスが勝ち越しの適時打。その後も2点を加え、打者8人で一挙、4点を奪った。

 幸運のお守りは“マジカル・バナナ”だ。今大会6セーブ目を挙げたロドニーが試合前の選手紹介でバナナに形状が似たプランテーンを掲げた。

 「パワーの源。ドミニカではみんなが子供のころから食べている。このバナナでチームが一丸になっているんだ」

 今大会は7戦全勝。ペーニャ監督が「自信をもって戦っているが、自信過剰にならないようにしたい」と気を引き締めれば、02年リーグMVPで野手最年長、38歳のテハダは「カギは投手陣。最後の戦いを勝ちにいく」と意気込んだ。前回大会は1次ラウンド敗退の屈辱。ドミニカが完全優勝で悲願をかなえる。

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