広島ホームテレビ・森田雄人アナ 運命的だった初実況5・21広島VSDeNA、松尾は同郷&同級生の弟 20、30年後に信頼されるように

 広島で活躍するアナウンサーを紹介する「ぶちええ話-地元アナ“広島愛”叫ぶ-」。第12回は広島ホームテレビの森田雄人アナウンサーがデイリースポーツのインタビューに応じた。今年5月のカープ戦で念願のプロ野球実況デビュー。周囲のサポートを受けながら、成長の日々を送っている。

  ◇  ◇

 -岩手の放送局勤務を経て、入社2年目。広島で生活してみて。

 「東北はゆったりした会話のテンポ感で非常に居心地が良いのに対して、広島は西なのでテンポ感が速い。関西生まれの身としては、久しぶりに西の空気感を感じています」

 -関西出身っぽくない感じがする。

 「よく言われます(笑)。でも普段はベタベタの関西弁で…。後輩の野村アナウンサーからは、出会って2日目ぐらいで『めちゃくちゃ関西人じゃないですか!』と言われました」

 -今年、カープ戦でプロ野球実況デビューもされた。

 「5月21日のDeNA戦でデビューしました。これがまた、自分の中では運命的で…」

 -と言いますと。

 「DeNAの松尾汐恩選手と地元が一緒で、同級生の弟なんです。僕が中学生の時に向こうは小学1年生くらいで、キャッチボールもしたことがあって。その子が出ている試合で実況デビューできたことは、運命的でしたし、うれしかったですね」

 -実況するにあたって、どんな準備をしてきたか。

 「マツダでのカープ戦は2階席に行って、一人で実況練習もしていましたし、高校野球の県大会にも行って、先輩である栄さん、広瀬さん、吉弘さん、この3人が中心となって実況を教えてくださいました。吉弘さんは、ご自身が休日でも高校野球の試合に一緒に行ってくれて、横で1イニングしゃべったら、1イニングフィードバックしてくださいました」

 -一緒に放送を担当する解説者からも助言を受けることはあるのか。

 「前田智徳さんからは『“改めて”という用語が多いよ』と指摘してもらいました。同じような表現でも少し言い方を変えてみるとか、バリエーションの少なさを今は感じているので、いろんな実況を見て、聴いて、表現の幅を増やしていきたいと思っています」

 -カープ選手に日々取材する中で印象に残っている言葉などは。

 「名原選手は今季終盤、ベンチスタートの試合が増えていたと思うのですが、その分、先輩たちの動きから学んでいることを教えてくれました。その際に『試合に出るよりも脳みそが疲れます』と言っていて、それは新たな発見であり、驚いたことではありました」

 -今後、どのようなアナウンサーになっていきたいか。

 「信頼されるアナウンサーになりたいです。信頼は一日では絶対に築けないものですし、成り立たない。全部の仕事に対して、丁寧に向き合って、一つ一つ頑張っていくことで、得られるものだと思っています。20、30年後、信頼されていたらうれしいなと思います」

 ◆森田 雄人(もりた・ゆうと)4月9日生まれ。京都府出身。早大を卒業後、テレビ岩手を経て、25年に広島ホームテレビ入社。現在の担当は夕方の情報番組「ピタニュー」内の「勝ちグセ」や「KICK OFF! HIROSHIMA」など、スポーツ報道が中心。趣味は高校野球観戦、コーヒーを飲むことで、好きな食べ物は盛岡冷麺、スイーツ全般、すき焼き。

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