広島・菊池 V1号3ラン!10得点の大勝劇呼んだ 新人から15年連続弾 新井監督「キクの先制3ランが本当に大きかった」
「DeNA0-10広島」(6日、横浜スタジアム)
ゴールデンウイークを大勝締めじゃ~!!広島が11安打10得点で完封勝利し、昨年9月からのDeNA戦の連敗を「9」で止めた。三回に菊池涼介内野手(36)が打線を活気づける先制の1号3ランを放ち、入団から15年連続本塁打となった。チームは勝負の9連戦を4勝3敗1分け(中止1)で終え、勝ち越しに成功。攻撃陣にエンジンがかかってきた。
“ハテナブロック”を3回踏みしめ、流れを呼ぶ3点をもたらした。菊池の持ち味であるパンチ力が序盤にさく裂。自身の今季1号となる3ランは先制アーチとなった。この日はスーパーマリオブラザーズとのコラボ試合で各塁ベースが「ハテナブロック」仕様に。鯉党も「マンマミーア!」と驚く大勝劇は背番号33のバットから始まった。
「チャンスで僕が(走者を)かえしたら、みんなが楽になると思う。カウントも2ボールだったので思い切りいくしかない。それがいい結果になったと思います」
積極性が実った形だ。0-0で迎えた三回2死一、二塁。2ボールから相手先発・深沢が投じた内角直球を振り抜くと、舞い上がった飛球は左翼席へ飛び込んだ。「たまたま入っただけ」と謙遜したが、チームとしても、初対戦だった若手右腕からの貴重な先取点。新井監督も自ら切り出す形で「キクの先制3ランが本当に大きかった」と褒めちぎった。
今季はすでに2、3、5、6番の四つの打順に入っている。日々めまぐるしく変わる役割をこなしつつ、この日はチーム最年長の秋山と1、2番コンビを形成。「初球からいく打者も多い中、自分たちには何ができるか。先発(投手)から点が取れていないところで、どのように崩すか、いろんなことを考えてやってはいる」と語る。
菊池自身も本来は積極的にスイングを仕掛けていくタイプ。その中で積極的な若手打者が多い攻撃陣を見渡し、時には打席内で我慢して粘りを貫くこともある。打線を機能させるため、結果以外の見えない部分での献身性も忘れない。この日の一発は数少ない「思い切りいくしかない」状況で生まれたものだった。
これでプロ1年目から15年連続本塁打。カープではミスター赤ヘル・山本浩二氏も到達した数字だ(山本氏は18年)。「浩二さんと比べられるのは申し訳ないです」。そう言って苦笑いを浮かべながらも、「成績も戦力だと思ってもらえないとこの場にいられない。やることは一緒だけど体は元気です」と力を込めた。
チームは9連戦を4勝3敗1分けで勝ち越した。その連戦中には2度、2桁得点を記録し、打線には明るい兆しがある。「打てるに越したことはないけど、どういうことが役割かも考えながらやっている」と菊池。若手の多い野手陣の中で、ベテランの存在感は際立ち続ける。
