広島 小園外し打線組み替えも4連敗 3番で2安打2打点の菊池「(相手投手に)今後は対応していかないといけない」
「中日6-2広島」(14日、豊橋市民球場)
広島が今季2度目の4連敗を喫し、借金が3に拡大した。敗戦の中で意地を見せたのは菊池涼介内野手(36)だ。八回にチーム唯一の得点となる2点適時二塁打を放つなど、2年ぶりの3番起用に応えて2安打2打点をマークした。チームは開幕からビジターで5戦全敗。まずは15日の一戦で悪い流れを止める。
このままでは終われない-。菊池が放った打球が、左翼スタンドに陣取った豊橋の鯉党の目の前まで伸びていく。敗戦濃厚の雰囲気の中で示したベテランの意地。「良い投手なんでね。チャンスだったし、割り切っていけたのがよかった」と、淡々と言葉を並べた。
相手先発・金丸に対し、ようやく反撃に出たのは6点を追う八回だった。1死から大盛、中村奨の連打で1死二、三塁とし、菊池が打席を迎えた。2ボールからの3球目。甘く入った直球を振り抜くと打球は左翼手の頭上を超える適時二塁打となり、2者が生還した。
4点差に迫ったところで相手左腕は降板するも、打線は七回まで4安打無失点、8奪三振に封じ込まれた。初回にチーム初安打となる中前打を放つなど2安打2打点と気を吐いたベテランは、「(相手投手が)良い時にどういうふうにできるかも含めて今後は対応していかないといけない。球数を投げさせたりすれば攻略の糸口が見える可能性がある」と話し、今後も対戦が続くことが予想される左腕の攻略へ思考を巡らせた。
首脳陣からの期待にも応えた一打となった。新井監督は、開幕から不振に苦しむ小園をスタメンから外し、菊池を24年6月15日・楽天戦以来、約2年ぶりとなる3番で起用。指揮官は「キク(菊池)は状態がいい。きょうは3番に入ってもらいました」と説明。菊池は「打順は気にしていない。言われたところでできることをやるのが毎日の目標。1番でも2番でも3番でも一緒の気持ち」と、普段と変わらぬ準備で試合に入り、きっちりと結果を出した。
チームには厳しい数字が並んでいる。11年ぶりに豊橋での試合に臨むも、完敗を喫して開幕からビジターは5戦全敗。今季2度目の4連敗で借金3となった。
投打の歯車がかみ合わない試合が続くが、菊池は前を向く。「投手は打たれようと思って投げていない。野手も4打席全部打ちたいと思って打席に立っている。勝ちが続く時も負けが続く時もある。切り替えて1打席1打席、1球1球みんなでやっていければいい」。まずは連敗ストップへ。15日の一戦をチーム一丸となって、勝ちにいく。
