広島・坂倉 目指すは正捕手「当たり前です」 内外野との兼任案浮上も 「もう全部ですね」走攻守レベルアップで奪い取る!
「広島秋季練習」(26日、マツダスタジアム)
広島・坂倉将吾捕手(27)が26日、捕手のレギュラー獲りへの強い意欲を示した。来季は本職だけではなく、内外野での起用案も浮上しているが、3年ぶりに秋季キャンプに参加し、首脳陣にアピールする意気込みだ。この日からマツダスタジアムで行われている秋季練習に合流し、フルメニューをこなした。
決意を持って坂倉がマツダスタジアムに帰ってきた。待っているのは自らにとっては久々の“鍛錬の秋”だ。11月の秋季キャンプ参加のため、リハビリ組での調整を終えて、秋季練習に合流。「もう全部ですね」と、この秋での走攻守全てのレベルアップを誓った。
新井監督は小園以外のレギュラーを白紙とし、坂倉については「来年は捕手一本ではない。内野、外野の練習もすると思う」と話している。一方で坂倉にも扇の要としての意地がある。捕手としてレギュラーを目指すことを「当たり前です」と強調し、「そこのレギュラーを目指して」と力強くうなずいた。
合流初日はシート打撃にも参加した。遠藤から右翼線への痛烈な二塁打を放つなど、4打数2安打1四球。久々の実戦形式で、「取り組んでいることがあるので、それをやってどうかという感じだけだった」という中でも快音を奏でてみせた。
シーズン終了後はリハビリ組に入って大野練習場や由宇球場で調整してきた。3月上旬に負った右手中指骨折の完治を目指しての措置。今季はその骨折から1軍復帰後も指先の痛みや感覚のズレなどがあり、盗塁阻止率は昨季の・385から・181に低迷してしまった。
リハビリ組としての調整の中でもスローイングや打撃の練習は継続してきた。全休で患部の状態を戻す選択肢も「あった」というが、選んだのは練習する道。「いろんな人と相談して決めて、こうやるのが最善だと思ってずっとやっている。そこに関しては一生懸命やりたい」と力を込める。
その中で2022年以来3年ぶりとなる秋季キャンプにも参加する。今季は打率・238、5本塁打、37打点で本来の成績ではなかった。藤井ヘッドは「彼の現状はレギュラーと決まっているわけではない。奪い取らないといけない」と語る。坂倉もその現状は織り込み済み。己を追い込む日々を前に「しっかりやれることをやりたい」と目をギラつかせた。
直近2年は侍ジャパンでの活動を通して“経験の秋”を過ごしてきた。苦しい今季を経て、状況は変わり、今はカープでアピールが求められる立場。捕手としてのプライドを持ちつつ、日南で汗と土にまみれる。





