広島 痛恨の5連敗で借金9 7月は3勝13敗3分けで勝率・176 反撃及ばず巨人に競り負ける

 「広島5-6巨人」(27日、マツダスタジアム)

 広島が反撃及ばず、7月2度目の5連敗となった。五回に4点を奪ったものの、序盤の失点が重くのしかかった。

 0-5で迎えた五回に打線が奮起した。先頭・会沢が4月18日・阪神戦以来の安打で出塁すると、代打・モンテロが左前打でつなぎ、秋山も中前打で満塁の好機を演出。ここで打席には2番・大盛が立ち、追い込まれてから赤星の落ち球を捉えると打球は右中間を破る走者一掃の3点適時三塁打になった。

 序盤は静まりかえっていたカープファンが一気に勢いづくと、次打者・小園は中前適時打で1点差とし、赤星をマウンドから引きずり降ろした。

 しかし、反撃はここまでで、終盤は相手の強力リリーフ陣に抑え込まれた。本拠地デビューとなった先発のドラフト2位・佐藤柳は立ち上がりから制球に苦しみ、3回4失点でプロ初黒星を喫した。

 これで広島は7月3勝13敗3分けとなり、勝率は・176。セ・リーグワーストタイ記録の月間20敗を喫した昨年9月の勝率・200すら下回る危機的な状況となっている。借金も新井政権ワーストを更新する9にまで膨らんだ。

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