広島・ファビアン お見事!球宴初H 今井から快音で満面の笑み「いい投手から打ててうれしかったよ」
「マイナビオールスターゲーム2025・第2戦、全セ7-10全パ」(24日、横浜スタジアム)
捉えた打球は、きれいに三遊間を抜けた。ファビアンが球宴初出場で待望の初安打。一塁に到達すると、満面の笑みを浮かべて喜んだ。
二回1死一塁で今井の初球を左前へ。パ・リーグを代表する好投手から快音を響かせ「今井投手のような、いい投手から打ててうれしかったよ」と胸を張った。
四回1死では九里の全球ナックル攻めの前に一邪飛。23日の第1戦では右投げのモイネロにナックルを投じられており、二夜連続の“ナックル攻め”を体感した。「九里さんが遊びで投げてきた。いい変化をしていたし、ナックルを打つのは初めてだった」と、結果度外視で野球を楽しむ時間を心から満喫した。
同じドミニカ共和国出身の日本ハム・レイエスとは再会を果たし、阪神の佐藤輝、大山やDeNA・牧とも交流。「彼らもすごく喜んでいたし、僕もうれしかった」とリーグを代表する強打者たちとの仲を深めた。
7月は不振にあえぐも、前半戦最終戦となった21日・ヤクルト戦で33打席ぶりの安打をマーク。2安打2打点と奮闘し、復調の兆しを示した。「野球人生で初めてのオールスター。選んでくれた阿部監督に感謝している。もちろん後半戦に向けていいスタートが切れそうだし」とファビアン。貴重な経験を力に変えて、カープの逆襲を支えていく。





