広島・菊池 大勢撃ち逆転V打!出た62イニングぶり適時打 「野間さんの1000試合もあったし、何とか勝ちで終わりたいと」

 9回、逆転の中前適時打を放つ菊池
 9回、菊池の中前適時打で生還する野間。捕手・小林(撮影・開出牧)
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 「巨人2-3広島」(6日、東京ドーム)

 広島が劇的な逆転勝ちで連敗を止め、2位の座を守った。1点を追う九回1死満塁で菊池涼介内野手(35)が、大勢から決勝の逆転2点適時打。この一打がチームにとって62イニングぶりの適時打となり、東京ドームでは6戦目にして今季初勝利。8日から始まる首位・阪神との3連戦(マツダ)に弾みを付けた。

 歓声と悲鳴が交錯する中、菊池は三塁ベンチに向かって右拳を突き上げた。仲間たちは総立ちになって拍手喝采、赤く染まった左翼スタンドは大興奮に包まれた。勝利の立役者は「野間さんの1000試合(出場)もあったし、何とか勝ちで終わりたいと思って打席に入った」と勝利への執念を燃やして最高の結果につなげた。

 ドラマは最終回に待っていた。1点を勝ち越された直後の九回。味方がつなぎ、1死満塁の好機で打順が巡ってきた。「(積極的に振って)いかないといけない場面ですからね」と大勢の初球をファウルとし、迎えた2球目。「目をつぶってでも振っていこうと思った」と攻めの姿勢を貫いて153キロを中前にはじき返した。2者が生還し、逆転。東京ドームでの今季初勝利をもたらした。

 チームの適時打は、6月29日の中日戦でファビアンが六回に記録して以来。実に62イニングぶりの適時打となった。新井監督も「よく打ったね、本当。ああいうところで打つというのは、ベテランの力だと思います」と賛辞を惜しまなかった。

 打線は試合前の時点で35イニング連続無得点。菊池は今回の3連戦で4日は出番がなく、5日は4打数無安打だった。「みんな打ちたいと思って打席に入っているし、投手だって抑えたいと思って投球している。(結果がかみ合わないのは)仕方ないけど、仕方ないじゃ済まされないのがプロ野球ですから。みんな、いろんな思いがあって練習したり、試してやっている」とチーム全体を俯瞰(ふかん)した。

 プロ14年目の名手も貪欲にもがきながら、戦っている。「僕もいろんなことを試しながらやっている。今は下を向くよりは練習したり、自分でチャレンジする若い選手が多い。(そうすることで)伸びてくると思う。気落ちして何もしない選手がいれば、声をかけるし」。経験を後輩に還元し、チームを束ねる役目を全うしていく思いを言葉に乗せた。

 1分けを挟んでの連敗は2で止まり、8日からは本拠地で首位・阪神との3連戦が待つ。「ファンの皆さんの後押しを借りて、戦力になれるように頑張ります」と誓いを新たにした菊池。唯一無二の存在感で、夏場の戦いを攻守で支えていく。

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