広島・新井監督「申し訳ない」政権ワースト16失点 ソフトバンクに交流戦10年間勝ち越せず
「広島2-16ソフトバンク」(19日、マツダスタジアム)
ため息がこだまのように何度も漏れ聞こえた。平日ナイターの大入り試合で16失点の大敗。広島・新井貴浩監督は「球場に応援に来ていただいたファンの方に、こういう試合を見せてしまって申し訳ないと思っています」と謝罪し、悔しさをかみしめた。
最終的に“投壊”した。先発・ドミンゲスが初回にいきなり4失点。首脳陣は三回の打席に立たせるも、直後の四回に2点を失い、5回6失点で役目を果たせなかった。今季初登板だった2番手・益田も2イニング目の七回に栗原に3ランを被弾。3番手・長谷部もイニングをまたいだ九回に連打を食らって6失点した。
指揮官は「週の真ん中ということで、益田には今シーズン初登板でもイニングをまたいでもらった。銀次(長谷部)にしてもね」と説明。続けて、「難しさはあったと思うけど、彼らは抑えても打たれても勉強なので。これを糧にしてもらいたいと思います」と話し、責めることはなかった。
これでソフトバンク戦は2016年以降、10年連続で勝ち越しなし。17年から8年連続負け越しになった。16失点も新井政権ワーストで、19失点した16年7月29日・DeNA戦以来9年ぶり。そんな屈辱的敗戦の中でも指揮官は「しっかり切り替えて、最後のカードを頑張りたいと思います」と前を向いた。どんな負けでも1敗は1敗と割り切り、前へ進む。





