広島・小園だ!末包だ!初回7安打3得点 九里撃破!小園「球の軌道は頭にあった」 今季初の先発全員安打で連敗ストップ

 「オリックス2-5広島」(3日、京セラドーム大阪)

 容赦なしの打線爆発じゃ!広島が今季初の先発全員安打の猛攻で連敗を4で止めた。昨季まで広島に在籍した九里に初回から襲いかかった。小園海斗内野手(24)の先制適時二塁打や末包昇大外野手(29)の右前適時打などが飛び出し、打者9人で7安打3得点。交流戦開幕戦を2年連続白星で飾る好スタートを切った。

 試合開始直後から約15分間、左翼席を赤く染めた鯉党の大歓声が響き続けた。昨季までの同僚だろうと関係ない。初回の猛攻で試合の主導権をがっちりと握った。

 見慣れた顔がマウンドンに上がった。相手先発はオフに海外FA権を行使し、オリックスに移籍した九里。この日の試合前まで4勝2敗、防御率2・20と新天地で好投を続ける右腕に、いきなり襲いかかった。

 初回先頭の秋山が内野安打に失策が絡み、無死二塁の好機を演出。続く小園が右翼線への適時二塁打を放ち、先制に成功した。6年間ともにプレーした右腕から放った一打。「結構、仲良くさせてもらっていた。キャンプとかで対戦していたので球の軌道は頭にあった」と攻略のイメージはばっちりだった。

 苦しんでいた主砲も続いた。なおも無死一、三塁とし、末包が打席へ。「浮いてきたのを全部いこう」と2球目のカットボールを右前に運び、5月10日・DeNA戦(横浜)以来、17試合ぶりの適時打をマーク。「結果が出てよかった」と表情を緩めた。

 結果的に、この回打者9人で7安打3得点と打線が爆発。新井監督は「ラッキーな安打もあったけど、よくつながった」と満足顔。打線の軸を任せている2人の活躍に「また乗っていけると思う」とさらなる大暴れに期待を寄せた。

 チームは今季初の先発全員安打で快勝。2年連続で交流戦初戦を白星で飾り、連敗を4で止めた。「(交流戦を)楽しみにしていた。これを続けていけたら」と末包。チーム一丸で果たした“九里撃ち”から再進撃をスタートさせる。

 ◆2年連続交流戦初戦白星スタート 広島が2年連続交流戦初戦白星発進。今回で20回目となる交流戦で2年連続初戦勝利は球団初。過去5シーズンの初戦勝敗成績とスコアは19年=西武戦●4-5、21年=西武戦△4-4、22年=ロッテ戦●0-7、23年=オリックス戦●0-4、24年=オリックス戦○2-1。

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