広島の新クリーンアップ大爆発 大量得点で5割復帰 安仁屋宗八氏「しばらくこのまま固定すればいい」

 4回、中前タイムリーを放つ末包(撮影・市尻達拡)
 4回、左前2点タイムリーを放つファビアン(撮影・市尻達拡)
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 「広島9-4中日」(4日、マツダスタジアム)

 広島が不振の小園をベンチに下げ、ファビアンを初めて3番に据える新打線で中日を圧倒。大量9点を奪って勝率を5割に戻した。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は「ベンチ采配が当たった」と語り、ファビアン-末包-坂倉のクリーンアップについては「当面固定」を提案した。

  ◇  ◇

 (広島はここ最近、34打数3安打0打点の小園を先発メンバーから外し、山足を7番・三塁で起用。1番・中村奨、2番・菊池、3番・ファビアン、4番・末包、5番・坂倉、6番・堂林、8番・矢野、9番・玉村の打順で臨んだ)

 この打線の組み替えがズバリ当たったね。小園の代わりに先発起用した山足は適時打を放ち、2度も本塁を踏んだのだから十分な働きを見せた。四回の集中攻撃は3番に入れたファビアンの二塁打から始まったもので、ベンチ采配の妙というやつだろう。

 (2点を追う四回の攻撃は先頭打者ファビアンの右中間二塁打のあと、末包の右前打で1点差。さらに坂倉の右前打で好機を拡大すると、山足の左前打で同点。以後も玉村の勝ち越し打など攻撃は続き、ファビアンと末包がそれぞれこのイニング2本目の安打を放つ12人攻撃で大量7点を奪った)

 1点目は4番として結果を出しはじめた末包の右前打によるものだ。コースに逆らわない素直な打撃だった。バットの芯で捉えることさえできれば、強い打球が飛ぶのだからミートを心がけるといい結果につながる。

 次の打席で見せた中前への適時打もよかった。フォークに対して少し浮いたとはいえ、うまく反応した。

 彼は器用なのか不器用なのか。ランナーがいないときは一発狙いで三振が多いが、ランナーがいる場面では勝負強い打撃をする。変化球にもついていけるようになってきている。4番という打順についてはいじる必要がないように思うね。

 新井監督は相手投手の左右やタイプによってオーダーを替えて現状の得点力不足を補っている。それは今後も続くだろうが、この試合で組んだ「ファビアン、末包、坂倉」の新クリーンアップはしばらくこのまま固定すればいい。

 (終わってみればファビアン2安打、末包3安打、坂倉3安打の大暴れ)

 打線全体として考えると、やっぱり坂倉の復帰が大きいね。

 しかし、先発した玉村は大量得点で逆転したあとの失点がいけない。結局、5回で4失点だからね。今季初勝利は打点を挙げた“ご褒美”でもらったようなもの。新井監督の温情ですよ。次に同じことを繰り返すようだと“その次はない”と肝に銘じてほしい。

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