広島・塹江 オープン戦初登板で「おぉ~」の歓声 侍ジャパン左腕が1回3人斬り「前回よりはよかったかな」

 3回、福永の打球にグラブを出す塹江(撮影・市尻達拡)
 1回無失点と好投した塹江(撮影・市尻達拡)
 1回無失点と好投した塹江(撮影・市尻達拡)
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 「オープン戦、中日6-3広島」(24日、Agreスタジアム北谷)

 これが侍戦士の風格か-。広島・塹江敦哉投手が今年初となるオープン戦登板で盤石の投球を見せた。三回から登板し、1回無安打無失点で三者凡退斬り。3月5、6日に強化試合を行う野球日本代表・侍ジャパンのメンバーにも選出されている左腕は「(練習試合で登板した)前回よりは今日の方がよかったかなと思います」と語り、また一歩段階を踏んだ。

 名前がアナウンスされた際にスタンドから上がった「おぉ~」という声の大きさが注目度の高さを物語る。まずは先頭の2番・村松を外角のスライダーで空振り三振に斬ると、次打者・福永は遊ゴロ。最後はボスラーをインハイ直球で押し込んで力ない三ゴロに仕留め、わずか数分で仕事を終えた。

 横手投げに転向して迎えた昨季、53試合に登板して飛躍を遂げた。今年はブルペンに必要不可欠なピースとして期待を受ける存在だが、「自分ではあまり(立場を)確立しているとは思っていなくて。競争の中で勝ち取っていくというところ」と慢心はない。

 今年初の対外試合登板となった18日・楽天戦でもピンチから登板して1回2/3を無失点。新井監督からは暫定的に開幕投手に指名され、ファンの間で話題を呼んでいる。日の丸のユニホームにも袖を通す注目度急上昇中の左腕から今後も目が離せない。

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