広島・小園マルチで通算500安打達成! 積極打法貫いて7戦連続H「積み上げていけるように頑張りたい」

 1回、中前打を放つ小園(撮影・山口登)
 7回、菊池の左犠飛で生還した小園(51)を迎える新井監督(左)=撮影・立川洋一郎
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 「広島1-3阪神」(23日、マツダスタジアム)

 圧巻の投球を許した打線の中で、1人気を吐いた。広島・小園海斗内野手が相手先発・高橋から2安打をマーク。前回対戦に続き、好左腕から快音を響かせ、7試合連続安打と好調をキープした。

 「ちゃんとしたヒットではなく、たまたま。良いとは言えないですけど、打てたのはよかった」

 まずは初回2死で迎えた第1打席だ。1ストライクから真ん中付近の147キロ直球に反応。高く弾んだ打球は左腕の頭上を越え、二遊間を抜けていった。

 四回は二ゴロに倒れるも、七回先頭では高橋のグラブを弾く内野安打で出塁。この一打を皮切りに無死満塁とし、1点を返すも反撃はここまで。「いい球がきていた。見ての通りです。(自身が)手も足も出なかったので、実力不足」と会心の当たりではなかっただけに、厳しい言葉が口をついた。

 左腕に3年ぶりの1軍白星を献上した11日の前回対戦でも1安打を放った。今季の対戦成績は6打数3安打、打率・500。「見送ってというタイプではない」と、高橋との対戦では全打席でファーストストライクをスイング。積極的に振りにいくスタイルを貫き通している。

 この日の2安打でプロ6年目にして通算500安打に到達。「積み重ねかなと思う。もっともっと積み上げていけるように頑張りたい」と、常に向上心を持ち続けている。シーズン安打数も21年に記録した自己最多の134本に、あと17本に迫るなどキャリアハイを狙える数字を並べている。

 3位・阪神との3連戦の初戦は黒星となったが、「明日もあるので切り替えて頑張りたい」と小園。首位の座を強固なものにするため、勝利につながる打撃を求めていく。

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