広島4番 勝負強い小園で2差キープ 「正直待ってなかった」初めて来たカーブに反応

 8回、小園は右前に逆転の2点適時打を放つ(撮影・佐藤厚)
 8回、小園は右前に逆転の2点適時打を放ち、こん身のガッツポーズ
 8回、小園の逆転2点打で生還した羽月(左)を迎える新井監督(右)
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 「巨人3-3広島」(7日、東京ドーム)

 今季初の8連勝は、引き分けで持ち越し。それでも強さは本物だ。0-2と劣勢に立たされた八回、カープ打線が襲いかかる。1点を返しなお1死満塁で小園海斗内野手(24)が逆転タイムリー。鯉の4番の面目躍如だ。7回2失点と変わらぬ安定感の床田と併せ、投打の中心が試合を作っていく。新井貴浩監督(47)も納得のドローとなった。

 しびれる場面でこそ、その存在感が際立つ。寄せられた期待は裏切らない。小園の打球が一、二塁間を抜けると、カープベンチは大きな熱気に包まれた。打った本人は塁上で力強く拳を握ってガッツポーズ。終盤に示した驚異の粘り腰は、見る者の胸を焦がした。

 2点を追う八回に猛攻の幕が開けた。菊池、秋山の安打などで1死満塁と攻め、野間の中前適時打で1点差。堂林が四球を選んで再び満塁とし、4番に打席が巡った。

 代わったばかりのケラーとの勝負。150キロ台中盤の速球を5球続けられ、6球目に初めて来たカーブに反応した。カーブは「正直待ってなかったですね」と振り返りつつ「浮いてきたのは投げた瞬間、分かったので。そこから覚えてないです」と小園は笑ったが。2人の走者を生還させる逆転打。集中力を極限まで研ぎ澄まし、最高の結果で左翼スタンドを大興奮に包んだ。

 小園自身、初回は2死二塁で三飛に倒れ、四回も無死二塁の好機で空振り三振に凡退していた。

 試合は七回まで完全に巨人ペースで進んだ。相手先発・グリフィンの前に走者を出しながら、あと一本が出ない我慢の状態が続いた。六回に1点を加えられ、2点のビハインド。七回は末包、坂倉、二俣が3者連続三振に斬られ、完封負けの雰囲気すら漂ってきた。

 そんな劣勢でも試合を一時ひっくり返すことができるのが、今のカープ打線。誰一人としてあきらめず、勝利への執念を体現し続けた。八回は1点差に迫ったところで適時打の野間に代えて代走・羽月を投入。積極采配も繰り出しながら、首位攻防第2ラウンドで熱戦を演じた。

 直後、巨人の粘りにあって試合は振り出しとなり、その後、両チーム決め手を欠いて引き分けに終わった。

 チーム今季最多となる8連勝は8日以降に持ち越されたが、新井監督は「ナイスゲーム。トコ(床田)も粘って投げたし」とナインを労った。

 2位・巨人とのゲーム差は2のまま。3位・阪神とは3ゲーム差。強さは本物だ。9連戦1勝1分けスタート。ここからさらにアゲていく。

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