広島・二俣 猛アピール二塁打2本「しっかり仕留められたのは収穫」 4年目1軍生き残りへ、藤井ヘッド助言の新打法手応え

 「練習試合、広島1-2DeNA」(21日、コザしんきんスタジアム)

 肩の力を抜き、“遊び心”を持ったことが好転した。広島の4年目・二俣翔一内野手(21)が2安打1打点とアピール。1軍生き残りへ、快音を響かせた。

 二回2死。通算127セーブを誇る森唯の初球カットボールに泳ぎながら、左翼手の頭上を越える二塁打を放った。四回1死二塁では、上茶谷の直球を捉えて再び左翼へ二塁打。「ずっと、プロの真っすぐを一発で仕留めることが課題だった。しっかり仕留められたのは収穫だと思う」。1軍実績のある両右腕から記録したマルチ安打に、価値があった。

 結果に直結したのは、藤井ヘッドコーチからの助言。20日の練習で「『(バットの)ヘッドを使った打撃をした方が強い打球がいく。フリー打撃で、遊び感覚で打て』と言われた」と明かした。

 それを受け、バットのヘッドを投手側へ揺らしながら構えて2本の二塁打。「ヘッドが返ったところで当たっているのでその分、打球スピードも変わってきた。体が固まらず、ヘッドを常に動かしたまま振れたし、左翼方向に飛んだことが良かった」と手応え十分だ。

 昨季はウエスタン・リーグ最多安打(94安打)を獲得。リーグ優秀選手賞にも輝いたが「(2軍でタイトルを)獲っているということは、ずっと2軍にいるということ。受賞はうれしいけど、自分の中で納得できない部分がある。一日一日、食らい付いていく思いでやっています」と二俣。新打法を完全習得して、激しい競争に勝ち残る。

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