広島・中村奨成 「とにかく結果を出したい」「まだまだ技術が底辺なので」 10日・紅白戦に向けて休日返上で打ち込み
中村奨成外野手(24)が1軍キャンプ地の天福球場を訪れ、休日返上で打撃練習を行った。マシンを相手に約1時間、真剣にバットを振り込んだ。「まだまだ技術が底辺なので練習しに来ました」と引き締まった表情で汗を拭った。
今キャンプは2軍スタートだったが6日に1軍へ合流。8日のシート打撃では安打を記録するなど存在感を放っている。それでも「対投手は久々なのもあっていろいろ課題も出てきている。そこを埋めていけるように」と満足感はない。
10日には初の紅白戦が予定されている。「沖縄キャンプ(14日~)やオープン戦に向けて、とにかく結果を出したい。気合入れて頑張ります」と絶好のアピールチャンスへ向け、静かに闘志を燃やした。
西川がFAで移籍し、外野は熾烈(しれつ)なレギュラー争いが繰り広げられている。その中で目指すのは外野手1番手だ。「秋(山)さん、野間さんを追い抜くぐらいでやらないと生き残れない」。空いた1枠を狙うのではなく、さらに上のハードルを越えていく決意を示した中村奨。アピールを続け、決意を現実に変えてみせる。





