広島・松山 長打力向上へ打撃フォーム改造 2種類のバット試し見極めへ トップの位置高くして「最短で出すだけ」

 広島・松山竜平外野手(38)が26日、今オフから打撃フォーム改造に着手していることを明かした。長打力向上を狙い、昨季よりもバットのトップの位置を高くする構えを取り入れて余分な動きを省く形を採用。新たに2種類のバットも試しており、キャンプ期間で感触を確かめていくという。自慢の打撃をさらに磨き上げ、新たなシーズンへの準備を進める。

 飽くなき探究心を燃やし、松山は自らの感覚と対話を重ねている。明らかに変わった打撃フォーム。「もう少しシンプルにしたいなと思って、今やっているところ」と取り組みを明かした。

 具体的には昨季より、構えた際のトップの位置を高くして始動。「そこから最短で(バットを)出すだけのイメージ。余分な動きをなくす。そこに重点を置いてやっている」と無駄をそぎ落とした形を理想に掲げた。

 フォーム改造に加え、長打力向上への“相棒探し”も進める。昨季使用したバットは33・75インチで、現在の練習では34インチを使用。重さと素材は従来通り900グラムのホワイトアッシュだが「形状が極端にトップバランスのものと、(感触的に)扱いやすいバットを試している」と2種類のバットを握っている。

 「それを扱えたら飛距離も伸びるので」というのがトップバランスの一本を試す意図。キャンプ中の実戦で試行した上でシーズンでも導入するかを見極めていく。

 年明け7日から22日までは鹿児島県内で自主トレを行い、現在はマツダスタジアムで調整中。昨季は代打打率・308、21打点と勝負強さを発揮したが、かねて自身11年ぶりの本塁打0に悔しさを抱いていた。「しっかりとした調整期間にして、実戦が入ってきた時にアピールできるようにしていくだけ」と2軍で迎えるキャンプを見据えた松山。頼れるチーム最年長は妥協を許さず、己の打撃を突き詰めていく。

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