なぜ?広島・田村、負傷交代も死球→スイングに判定変更 ネット疑問に元NPB審判員が解説

 9回、スイングした際にボールを手に当てた田村(撮影・田中太一)
 9回、スイングした際にボールを手に当て、痛がる田村(撮影・田中太一)
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 「中日ドラゴンズ0-3広島東洋カープ」(17日、バンテリンドーム)

 6戦連続安打と好調だった広島・田村が負傷交代した。

 2-0の九回1死一、三塁。カウント2-1から斎藤の投球が左手小指付近に直撃し、表情をゆがめた。この1球は一時、死球と判定されたが、その後、スイング判定に変更となった。

 球審の嶋田審判員は場内アナウンスで「チェックスイングを三塁塁審にしたところ、スイングと判定しましたので、2-2として再開いたします」と説明。カウント2-2から代打を送られた末包が左前適時打を放ったが、ネットでは「なぜスイング?」、「スイング取られたことは納得できません」、「死球コースを振りにいってるからなぁ」などの声があがった。

 中継でも中日OBの中村武志氏が「これはスイングになるんですかね。スイングの前に当たってるように見えますよね」と疑問視するほど微妙なプレーだったが、元NPB審判員の坂井遼太郎氏は自身のX(旧ツイッター)で、なぜスイング判定なのかに対して回答。動画を添付し、「こちらのプレイは、打ちに行った延長で当たっているので、スイングと判定されてます。仮に、避ける延長でバットが出たと判定された場合は、いくらバットが回ってもヒットバイピッチ(通称:デッドボール)との判定となります」と解説した。

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