広島が快勝 球団タイ記録の島内に新井監督「ポテンシャルは持っていた。自信にしてもらいたい」

 中日に勝ち、九里(右)とハイタッチを交わす新井監督
 9回、スイングした際にボールを手に当て、痛がる田村(撮影・田中太一)
 9回、田村の代打・末包は適時打を放ちガッツポーズ(撮影・田中太一)
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 「中日ドラゴンズ0-3広島東洋カープ」(17日、バンテリンドーム)

 広島は投打がかみ合って、中日に競り勝った。試合前時点で、15回1/3連続で無得点に抑えられていた相手先発・柳を攻略。六回2死一塁で2番・羽月が右翼線へ値千金の適時二塁打。重い扉をこじ開けると、続く小園も左前適時打。九回は代打・末包の適時打で3点目をもぎ取った。

 先発・九里は7回4安打無失点で8勝目。3つの併殺打を奪うなど、相手打線を寸断した。チームの先発投手に白星が付くのは9月2日の森下以来13試合ぶり。八回は島内が1回を無失点で37ホールド目となり、2016年・ジャクソンが持つ球団記録に並んだ。

 試合後の新井貴浩監督(46)の一問一答は以下の通り

 -柳投手から久々に得点を奪って勝利

 「若い同級生コンビ(小園と羽月は18年度ドラフトで同期入団)が粘り強く、ナイスバッティングだった」

 -九里が好投

「何も言うことないでしょ。あと、アツ(会沢)もナイスリード。(九里)亜蓮のときもそうだし、ブルペンの投手に対しても、よく引っ張ってくれた」

 -九里は七回で交代した

 「球数的にもちょうどいいかなというのもあるし、もう残り試合も少ないので、各選手のタイトルのこともある。狙える位置にいる選手もいる。島内ね。そういうのも頭に入れながら、残り試合を戦っていきたい」

 -島内は球団タイ記録

 「まだ終わってないけど、彼にとっては本当に飛躍のシーズンになっていると思うし、元々これぐらいできるポテンシャルは持っていた。自信にしてもらいたいですね」

 -九回の打席で投球を左手小指付近に受けた田村が途中交代

「ちょっと心配ですね」

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