広島バッテリーは佐藤輝対策の見直しも必要 評論家が指摘「内角球に対応できるようになってきている」

 「広島東洋カープ3-9阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 広島投手陣が阪神打線の勢いに飲み込まれて大敗。中でも佐藤輝に4安打を許したことで、デイリースポーツ評論家・岡義朗氏(69)は「佐藤輝に対する攻めには若干の疑問を感じた」とCSに向け、対策の再考を促した。

  ◇  ◇

 森下は全体的にボールが高かったね。課題の残る立ち上がりは初球、真ん中高めの直球を近本に狙われた。そこから3失点。変化球も浮いて降板するまで修正できなかった。五回途中降板の7失点では勝負にならないし、CSという今後を見据えると心配になる。

 佐藤輝に対する攻めには若干の疑問を感じた。初回1死満塁では外角へ流れる変化球に合わされ右前へ2点適時打を浴びた。それが頭に残ったのか、その後は内角一辺倒の配球で勝負を続けた。

 三回の2打席目はカットボールを右線へ二塁打。五回は直球を右前へ。七回は直球で詰まらせたが、左前へ運ばれた。結局4安打中3安打が内角だった。

 この傾向は最近顕著で、苦手だった内角球に対応できるようになってきている。内角。高め。速い球。シーズン当初から試みてきたこの佐藤輝対策は否定しない。ただ、状況の変化に応じた見直しも必要だろう。これもCSをにらんで意識しておいてほしいね。

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