広島・森下が阪神に2戦連続大量失点KO 五回途中7失点 悔しさ募る90球に

 1回、3点を先制された森下(撮影・田中太一)
 1回、坂本に適時打を打たれる森下(撮影・立川洋一郎)
 1回、3点目を奪われた森下(左から2人目)を見つめる(右から)藤井ヘッドコーチ、新井監督(撮影・中田匡峻)
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 「広島東洋カープ-阪神タイガース」(16日、マツダスタジアム)

 広島の先発・森下暢仁投手が五回途中7失点で、阪神打線にKOされた。

 立ち上がり、主導権を握られた。初回先頭の近本に初球を右前へ運ばれ、2番・中野には四球。1死後、大山にも四球で満塁のピンチを招き、5番・佐藤輝には初球を捉えられ右前へ2点適時打。さらに2死一、二塁で坂本にも中前適時打で3点目を献上した。

 初回だけで打者8人と対戦し、球数は32球を要した森下。二回以降は立ち直ったが、五回1死一、二塁で再び佐藤輝に右前適時打、さらにノイジーには初球を完璧に捉えられて左越えに3ランを浴びた。続く坂本を右飛に仕留めたところで新井監督が交代を告げた。

 森下は4回2/3を投げて9安打7失点。7失点は今季ワーストで、試合前時点で阪神戦は4戦3敗。前回登板となった9日の同戦では5回5失点で敗戦投手となっていただけに、猛虎打線へのリベンジを誓ったが、悔しさだけが募る90球となった。

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