カープ5連敗すべて1得点以下は57年ぶり不名誉 坂倉12号で先制も新井監督「采配、起用をしっかり考えたい」

 「東京ヤクルトスワローズ2-1広島東洋カープ」(12日、神宮球場)

 広島は5連敗で首位・阪神の優勝マジックは3となった。

 高まった期待は、一瞬にして大きなため息へと変わった。1点を追う九回1死一、三塁。一打同点の機運が高まったが、坂倉が痛恨の二ゴロ併殺に倒れて試合終了。今季2度目の5連敗にも新井貴浩監督は「各打者しっかり捉えていた打球も多かったし、あともう一押しというところだったかな」と前を向いた。

 二回に坂倉の12号ソロで幸先良く先制するも、三回に2点を奪われて逆転を許した。わずか1点のビハインドが、イニングを重ねるにつれて点差以上に重苦しく感じた。五回は2死三塁の好機で秋山が中飛。七回は先頭の坂倉が中前打を放つもデビッドソンが一ゴロ併殺に倒れ、好機の芽がしぼんだ。

 これでチームは7日・DeNA戦から5試合続けて1得点。すべて1得点以下での5連敗は、球団では1966年以来57年ぶりという、不名誉な記録となった。さらに神宮では6連敗で今季、1勝9敗。またしても“鬼門”で勝てなかった。

 プロ初の4番に据えた堂林がマルチ安打と快音を響かせるも、得点には結びつかない。菊池、西川が離脱した今、1軍に残ったメンバーで現状を打開していくしかない。「どうしたら(打線が)つながっていくのか、采配、起用を私がしっかり考えたい」と敗戦を背負い込んだ指揮官。まずは負の流れを止める白星をもぎ取りたい。

 ◆1得点以下で5連敗 広島が9月7日・DeNA戦以降すべての試合で1点しか奪えず5連敗。1得点以下で5連敗したのは1966年7月10~14日以来。

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