広島・秋山 右下腿ヒラメ筋筋損傷で抹消 復帰見通し立たず 指揮官「どれぐらいか分からない」
広島・秋山翔吾外野手(35)が12日、出場選手登録を抹消された。11日の中日戦(バンテリン)で右ふくらはぎを痛めて三回の守備から途中交代。この日、三重県内の病院で受診し、「右下腿(かたい)ヒラメ筋筋損傷」と診断された。長期離脱の可能性もある。首位・阪神を追いかける新井カープにとって、大きな痛手となった。
逆襲に欠かせない男が、戦いの舞台を離れることになった。秋山はこの日の検査で「右下腿ヒラメ筋筋損傷」と診断された。開幕からチームを支えてきた攻守の柱が、思わぬ事態に見舞われた。
新井監督は「程度としては軽いけど、ちょっと出血が見えたので」と出場選手登録抹消に至った経緯を説明。復帰までのメドについては「(最短)10日間で戻って来られない。箇所が箇所だから(復帰まで)どれぐらいか分からない」と話し、見通しは立っていない。ふくらはぎは繊細かつ再発しやすい部位。復帰までに慎重を期すなら、長期離脱に至る可能性もある。
秋山はここまで103試合に出場し、打率・282、3本塁打、35打点。「3番・中堅」としてチームで唯一、全試合でスタメンを張ってきた。中軸を担い、守備でもセンターラインの一員として献身的なプレーを貫いてきた35歳。貴重なピースを欠いた中、チームは残りの8月戦線に挑むことになる。
8日には右脇腹の肉離れで離脱していた西川が復帰。首位追撃への態勢が整ったところで、再び大きな穴が生じてしまった。週明け15日からは、マツダスタジアムで阪神との直接対決3連戦が待つ。逆転Vへ、チームに正念場が訪れた。





