カープ野村 無失点記録止まって今季最短4回KO 味方失策には冷静も悔やむ初回&森下2安打「なんとかしたい」
「阪神タイガース7-2広島東洋カープ」(28日、甲子園球場)
広島の“ドクター0”野村祐輔投手がついに止まった。今季3試合の登板で17イニング無四球無失点と抜群の安定感を誇っていた。ところが、初回に先頭の近本に安打を許し、二盗を決められると森下の中前打で、あっという間に先取点を奪われた。
三回に1度は逆転してもらったが、その裏落とし穴が待っていた。1死から近本の遊ゴロを小園がはじく失策。これでリズムを崩したのか、続く中野には今季初の四球でピンチを広げ、またも森下に右前打。この打球を野間が後逸する間に逆転を許した。
結局、今季最短の4回3失点(自責1)でKOされ、初黒星を喫した。
「きょうの調子も悪いなとは思わなかった。前回と変わらなかった。立ち上がりいきなり先制点を与えてしまったのでそこはしっかり反省するところ」
1イニング2失策となった三回については「うーん、あのあとランナー三塁のピンチをしのげたので、良かった。もう1点与えると向こうの流れになるので」とバックを責めることなく、冷静に振り返った。それよりもルーキー森下に浴びた2安打を悔しがった。
「2本やられたのでなんとかしたい」
次回のリベンジを誓っていた。
野村は甲子園では18年6月23日の勝利を最後に5試合の登板で4連敗となった。





