カープ西川 期待に応えた初回速攻先制弾 新井監督の超攻撃的「2番・龍馬」ハマった
「広島6-2中日」(24日、マツダスタジアム)
超攻撃型2番がはまった。初回、先頭の菊池が安打のあと、広島・西川龍馬外野手(28)は2ボールからの3球目、高めに浮いたシンカーを完璧に捉え右翼スタンドに運ぶ先制2ランにした。
「引っ張りにいったら(涌井の)思うつぼなんで、なるべく我慢して、たまたまシンカーが浮いて反応できただけ」
本人は謙そんするが、技ありの一発が連敗中のチームに勇気を与えたことは間違いない。この一発から坂倉の2ランなど初回に5得点の猛攻で試合の流れを引き寄せた。
どの打順でもこなせる器用さがウリの一つでもあるが、今季2番起用7試合で本塁打は初。31打数6安打、打率・194、4打点と打撃の天才と言われる男も苦労してきた。
新井監督も頼もしげに見つめる。
「状況に応じた打撃ができる選手なんで、自分が狙ったボールを最高の形で仕留めてくれましたね。ほんとナイスホームラン」
この一発を機に『2番・西川』が機能すれば、打線はさらに得点力を上げる。